【ブラックな話題】友達登録

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転校したばかりで友達が居ない高校生、恭子。内気で寂しい日々を送っていた。

ある日、恭子の元(携帯電話)に1通の奇妙なメールが届く。
「友達登録…?」
自分の好きな性格を入力すると、その性格に合った友達が現れるという。
半信半疑で恭子は「明るい性格」と入力した。

すると翌朝。
登校中に「明るい性格」といった少女が、恭子の名前を呼びながら現れたのだ。
「会えてよかった!」
彼女のこの言葉に、恭子は思わず目を丸くした。
もちろん初対面だ。

あれから 二人は友達付き合いをするが、彼女は明るすぎたため、恭子の話題と全く合わない。
それに、いつも付きまとってきて嫌気が差した。
友達登録は、削除する事も出来る。
恭子は彼女を友達登録から削除し、新しい友達を作った。

翌日。新しい友達が出来るが、どこを探しても以前の「明るい性格」の少女は居なかった。
まるで、最初から存在しなかったかのように・・・。

恭子は気に留めず、気に入らない友達を削除し、また新しい友達を作る。といった作業を繰り返した。

友達登録
ある日、登録している友人達が恭子を浜辺に呼び出した。
「お願いだから、もうやめて!」
皆で恭子にすがりつくように言う。
恭子はすぐに自分に逆らう友人達を「削除」した。

恭子の周りから、友人達は全員消えた。
「どうして?」
そこでようやく、恭子は自分がその友人達の「存在」自身を
消していたことに気付き、申し訳なく思う。

(ここから先は続きで・・・)

恭子にメールが入った。
『これ以上友達を増やせません。あなたには友達会員になって頂きます。』

嫌な予感がした。予感は的中し、今度は自分が誰かの「友達」として呼び出されるのだ。
(削除されないようにしなきゃ!)

翌朝、恭子は大慌てで自分を友達登録した女の子を探した。
そしてやっと見つける。
「会えてよかった!」
今までも友達を登録してきたのか、恭子の言葉に驚く素振りがない。

自分が消される立場になったと分かって、簡単に友達を消してしまっていた事を後悔する。


恭子は、彼女に友達登録なんて使ってはいけない、お互い本当の親友になろう、と話す。
「ありがとう。そんな事言ってくれたの、あなたが初めて」

彼女のこの言葉に、恭子は微笑んだ。だが、彼女は顔つきを変えて、一言。

「・・・そんな、ウザイこと」

恭子の表情が凍った。
彼女の手にしていた携帯電話の画面には「登録削除」の表示が…。


【おまけ】
世にも奇妙な物語 2001年放送 (改)

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